こんにちは!
なつきと申します。
現在、ADHD持ちのクローズ就労の会社員です。
趣味は、主に
ゲーム(APEX)、自作PC、LDH、ラーメン屋巡り(二郎系)、旅行、
バイクいじり、スマホ集め、駄菓子を食べること、猫と遊ぶこと
ドライブ、YouTube鑑賞、副業(物販、FX等)
ほかにもまだまだたくさんあるのですが、
いろんなことに目移りするので浅く幅広くです。(笑)
子どものころは、落ち着きがなく忘れ物が多くて
よく怒られてる子って感じでした。
しかし大学生になり、
アルバイトを始めた時に他の人と比べ、
かなりミスや失敗が多かったのです。
あまりの自分の能力の無さに絶望していた時、
インターネットで初めて
ADHDという病気を知り、
最寄りの心療内科で診断を受けたのです。
そして・・・・。
大学を中退した後、僕はとある携帯ショップで働いていました。
理由は、単純に携帯電話が好きだったからです。
しかし、そんな簡単なものではなく、
覚えるプランや機種の量も膨大です。
それだけならまだしも、
顧客の個人情報を扱う仕事である故、
情報漏洩を起こすことが
絶対に許されない仕事でした。
当時、恩人とも言える店長がいました。
普段から優しくてミスばかりする僕を、
いつ何時も助けてくれる理想の上司です。
ある日、来店客が多くなる忙しい休日に
病気で一人欠勤が出てしまい、
応対スタッフの人数が足りないまま
お店を開店させました。
予想は的中、かなり忙しく、
行列ができて待合フロアに人が座れず
対応待ちのお客様が
立って待っているほどの混雑具合でした。
カウンタースタッフとして、
接客していた僕は焦りに焦っていました。
丁寧に説明しないといけないプランや機種、
かといって時間がない状態のため、
マルチタスクが不得意なのに、
同時に複数のお客様を対応していました。
登録作業が終わり、契約書をお客様に渡して
「ありがとうございました!」
と無理した笑顔でお客様お見送りをし
接客を終え閉店準備をしていると
「プルルルルルルル」
と、静かな店内に一本の電話が鳴ったのです。
もう閉店間際になる電話に、
不思議がりながら、
受話器を取ると耳が痛くなるほどの大きな声。
「契約書が私のじゃないんだけど⁉私の契約書はどこ⁉」
そうです。
契約書を「間違えて袋にいれてしまっていた」
というあってはいけないミス
を僕は犯してしまっていました。
顔面蒼白の僕は、
もう何も言えなくなってしまっていました。
そして、
その様子を見ていた店長に、
電話を替わってもらいました。
後日、店長とその上のエリアマネージャーが
この件でお客様のご自宅に、
訪問して謝罪をしたそうなのですが…
僕は精神を病んでしまい、
しばらく家から出られませんでした。
そして、
ミスをして情報事故を起こしたその店には、
ペナルティとして賠償金300万円がかせられ、
また店の責任者として、店長が降格、
そして別店舗へと異動になってしまいました。
その時、本当に辛くて
死のうかと思っていたほどでした。
「店長に恩を仇で返してしまった・・・」
落ち込んで落ち込んで、
「さすがにもうダメだ」と
仕事をやめようと思っていた僕に
一通のLINEが来ました。
「気を落とすな!それで仕事をやめるなら、
それこそ俺に恩を仇で返すことになるぞ!」
「絶対にあきらめるな!
大丈夫!上(の役職)に上がれ!!」
「絶対お前なら、いける!」 と
店長の力強い言葉と
溢れ出た涙と共に、僕は決心しました。
「ADHDに負けたくない」
「何としてもこの仕事を続けるために、ミスを減らし無くしていこう」
「そして、店長みたいな上司になりたい!」
「今までミスばかりしてきたが、
もう一度だけ立ち上がろう」
そこから7年、
僕はまた何度も小さなミスを
繰り返しながら、対策を考え続けました。
ADHDに関する本やインターネットを
何度も読み漁って
何度もトライアンドエラーを繰り返し、
業務を続けました。
正直、すごく辛かったのですが、
がむしゃらにADHDの特性に
打ち勝とうと必死になりました。
そして、何もミスを起こさないように
なるまで成長することができました。
ミスを起こさなくなった僕はついに、
副店長まで上り詰めることができたのです。
その時の心境としては、
嬉しいという言葉では
言い表せないくらいうれしかったです。
だって、
あんなにたくさんミスをして、
会社にあれだけ大きな損失を出した
ポンコツ社員が責任者になれたのですから。
そして、ミスが無いとこんなにも、
気が楽なのかと思った僕は、
「同じ悩みがある人は絶対いるんだよな」
「自分のように大きな事故を起こしてしまった人、
もしくは、起こしてしまうかもしれない人達を」
「自分を助けてくれた店長のように
助けられるようになりたい」
「自分のトライアンドエラーを
繰り返したこのノウハウがあれば、
きっとミスする人を楽にさせられる」
と考えました。
そういう気持ちで、
僕はADHDの発信しています。
もちろん、今の自分が完璧な状態だとは思いません。
仕事上でのミスは無いに等しいとはいえ、日常生活では
ミスやド忘れが連発し支障を
きたしているくらいですから。
これからもADHDの障害によって
不幸にならないような工夫や
生きやすくなるテクニックを
試行錯誤して見つけていき、
少しでも楽になる人がいれば
という思いで活動していきます。
そんな、なつきをどうぞよろしくお願いいたします。
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